実家の木工所は、10年程前まで父と母の二人で営んでいましたが、高齢のため廃業しました。そのため残った工場と機械や道具の処分に頭を悩ませています。
先日、工場を片付けに行ってみるといろんな道具が出てくるわ、出てくるわ、これでもまだ一部。
父は建具職人に弟子入りして修業を積み、そこから建具作りの道具を揃えてきました。
のこぎり、のみ、鉋(かんな)など、道具の名前は知っているが、その大きさや種類の多さにビックリ!
これらの道具は一体どの工程で使うのか、予想がつかない…。
昔の建具は、細かな細工、仕上がりの美しさなど、職人の技術と魂がこもったものばかり。
そのために道具を揃えて、用途に応じた使い分けをして大事に使ってきたのでしょう。
父の修業時代からの思い入れのある道具、どう処分することが良いのか、まだしばらく悩みそうです。
由田豊尚