人混みは嫌だし、どこにも行かないのは寂しい。好天の連休に近場で安くて楽しいとなれば、音楽祭「石川・金沢 風と緑の楽都音楽祭」です。せいぜいチケットは2000円程度。演奏会を3つ程梯子し、昼飯やお茶をして、3日間通っても知れています。音楽祭には、海外のオケが二つと地元のOEKのオケの3つが参加でした。
音楽会は黄昏から始まるものですが、朝の演奏会は、朝風呂、朝酒の感じがするのは、年代のせいかな。
楽しかったのは、慶応のワグネルサソイァテイ男性合唱団です。孫と同年代の40人近くの学生の初々しい顔が並びます。しかし歌声は、どっしりとお腹に響きます。日本最古の男性合唱団らしい。
「若き血に燃ゆる者、光輝満てる我ら 希望の明星・・・」
はつらつとした声に直ぐに酔ってしまい、自分もにわか若者になってしまうのです。「若さ」は、身近にあるときには気づかず、遠くなってその華やかさに気づくものなのでしょうね。
司会者がトークで、みんなは東京から新幹線で来たが、一人だけお金がなく、なんとか金沢へ来たが、さて、どうやって来たのか当ててみて、という訳です。客席から「夜行バス」「自家用ジエット機」などの声が出ました。本人曰く「ヒッチハイクで5回乗り継いで来た」と。
いつの時代もこんな若者いるから楽しい。若き血に燃ゆる者に祝福を!! I.Y