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大人が変わらなくては

 

 

 先日、新聞に「非認知能力が子どもを伸ばす」という本の広告を見て、買ってみました。なになに? 「今後の我が国の教育でメタ認知能力がますます求められるようになる。」お勉強は、机の上だけではないことは分かる。この本では、主体性や協調性、自己調整などのメタ認知能力、他者に対する共感性とある。 

 

 大人の上から目線の「すごいね。」「いけません。」から、子どもと一人の人格者として向き合って「ありがとう。」「ごめんね。」と言い合えるようにせよ、これは「他者協同能力」に必要だ。子どもたちは、非認知能力を身に付けようとしている大人の背中を見て育つのだから、大人が自ら身に付けよ。

 

 それは柔軟性と謙虚さらしい。確かに年と共にこれは欠けていくように思います。

写真は、六人の孫が、「金曜日の会」と称して毎週集まってくる場です。遊具らしきものは何もない。画用紙、厚紙、板切れ、色紙、空箱、のり、セロテープ、紐、はさみ、包装紙ぐらいはある。従兄弟は互いに呼び捨てで名前を呼ぶ。大きな声でやり合っているが、やがて意見がまとまったのか、在り合わせの材料でゲームを創り出す。ルールを作って遊び始める。夕方から集まって来て、食事もさっさと済ませて4~5時間は遊んでいく。上と下の歳の差は5つだが、大人は口出ししないのに子どもたちは群れて、遊びを満喫していくのが不思議です。

 よほど楽しいのか中学、高校の部活が終わってからもやって来る。23才の頃から16年近く続いた。今は五人が県外の大学へ行ったが、たまに帰省すると、今でも「遊びの会」をしたいと言う。

 大人も、柔軟性と謙虚さの為に「遊び」は必要なんでしょうね。         I.Y